訪問調査員向けに痴ほう性高齢者要介護認定調査手引き書 東京都が作成
東京都(福祉局)は、痴ほう性高齢者の要介護度一次判定調査をする際に、対象者の状況を的確に判断できるよう、分かりやすくまとめた訪問調査員向け手引き書を作成した。痴ほう性高齢者に焦点を当てた、要介護度調査に関するものとしては全国で初めて。要介護度の認定は、訪問調査員による、本人及び家族にたいする聞き取り調査をもとに、コンピューターで処理する1次判定と、市区町村に設置する介護認定審査会による2次判定で決まる。しかし、痴呆高齢者の症状は時期や時間帯によって変化するなど安定しないため、正確な調査が難しく、とかく要介護度が低く評価されがちとの指摘がされてきた。手引き書では、痴呆の基礎知識を分かりやすく解説すると共に、痴呆高齢者に訪問調査を行う際のポイント等をきめ細かく記載している。対象者の事前の状況を記録しておいてもらうこと、調査のさいに、普段世話をしている家族や介護者に立ち会ってもらうこと、調査項目の質問の仕方、特記事項に盛り込む内容など、正確な調査に役立つよう、具体的に説明している。
(2001.12.3)