介護保険施設の入所に関する運営基準の見直し 〜申し込み順から必要度順等に〜
介護保険施行以来、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)など介護保険施設の入所は、申し込み順が原則であったが、その後特に特別養護老人ホームを中心に、入所希望および待機者が増えた結果、要介護度の重い、一人暮らしの老人など緊急度の高い人がすぐに入所出来ないという問題を生じていた。
 厚生労働省は、5月23日開催の社会保障審議会介護給付費分科会で、介護保険施設の入所者に関する運営基準の見直し案を提示した。それによれば、特別養護老人ホーム、老人保健施設、介護療養型医療施設共に本人の介護の必要度(要介護度)を勘案出来るようにするほか、特別養護老人ホームでは、一人暮らしで自立生活が続けられなくなった人など家族の状況も考慮することとした。
 また、同省は、介護療養型医療施設における報酬体系の見直し案において、新たに院内感染防止対策未実施、褥そう対策未実施、医療安全管理体制未整備の場合に、施設サービス費を減算する案も提示した。
 上記の内、施設入所者に関する運営基準については、社会保障審議会の審議を経た上、今年度内できるだけ早い時期に実施したいとしている。
(2002.6.3)