よりよい訪問介護事業者を選ぶには・・・
3年目に入った介護保険は順調に利用が進んでいるが、介護保険制度の主旨である「利用者が自由に事業者を選択し対等な立場で訪問介護の契約を結ぶ」には、利用者に必要な情報が未だ十分とは言えない状況にある。
厚生労働省の「介護保険サービス選択のための評価のあり方に関する検討会」(座長・田中滋慶応大学大学院教授)がこのほど利用者が訪問介護事業者を選ぶ際の指標となるチェック項目をまとめた。
厚生労働省では今回のチェック項目を参考に、各地方自治体や関係団体、事業者などが自主的にチェック項目を追加、修正するよう求めていく考えだ。

よりよい訪問介護事業者を選ぶためのチェック項目例 (以下、項目の抜粋)
<訪問介護事業者を選ぶときに>
どんな介護をするのかなどが書かれた書類(重要事項説明書)を受け取りましたか。わかりやすいものですか。
<訪問介護の内容などについて>
あなたが利用したいときに、事業所が開いていますか。(日曜日や連休、年始年末はどうでしょうか)
あなたがしてほしいことが、してもらえますか。(重要事項説明書では、できることになっていますか)
介護福祉士やホームヘルパー1級、2級などの資格を持っている人が、何人いるか書いてありますか。(事業所の職員や資格が重要事項説明書に書かれていますか)
ホームヘルパーに来てもらう日や曜日を変えたいとき、あなたの希望に沿えるように対応するとなっていますか。
担当しているホームヘルパーを代えたいとき、他のホームヘルパーに交代してもらえますか。
急なできごとが起こったときに、相談できるホームヘルパーの責任者は誰か、どのように連絡するか確認しましたか。
<お金のことについて>
介護保険が使えるサービスと使えないサービスが、はっきりと、わかるように書かれていますか。
利用料と支払方法は、わかりやすく書かれていますか。
キャンセルしたいとき、その料金(キャンセル料)が、わかりやすく書かれていますか。
<苦情や事故があったときの対応について>
苦情や相談、意見を受け付ける担当者は誰か確認しましたか。
からだの調子が急にわるくなったときなどに、どうすればよいか、わかりやすく書かれていますか。まかせてよいと、思いますか。
事故が起こったときに、どうするのか、お金がかかったときなどは、どのように補償されるのか、書かれていますか。
契約をやめるとき、どうすればよいのかが、はっきりと書かれていますか。

上記に加えて「契約を続けるときに」注意すべきチェックポイントも12項目例示している。
(2002.9.24)