厚生労働省 在宅サービスと施設サービスを組み合わせた第3のカテゴリーのサービス新設を検討
厚生労働省は、介護保険制度の中に在宅サービスと施設サービスを組み合わせた第3のカテゴリーを新設する方向で検討を始めた。
従来の介護保険制度では、サービス体系が「在宅サービス」と「施設サービス」の2つに類型化されており、高齢者は、要介護状態の変化にともない在宅から施設に移り住むことを余儀なくされている。高齢者にとって、このような生活環境の大きな変化は、精神面の混乱を招き、ひいては心身状況に深刻な悪影響を与えるとの指摘がある。
厚生労働省では、痴呆性高齢者に対するグループホームや宅老所における地域密着のきめ細かな介護サービスが一定の成果を挙げてきていることを評価。今後の介護保険制度見直しの中で「地域密着」した「小規模」で「多機能」なサービスを在宅サービスと施設サービスとは別に第3のカテゴリーとして位置づけ、整備を進めていくことを検討している。第3のカテゴリーの具体的なイメージは、今後、社会保障審議会などの場で検討を進めることとなるが、通所介護施設を拠点として、訪問介護、通所介護、ショートステイ、居住などのサービスを切れ目なく継続的に提供するものとなる見込み。
(2003.4.14)