東京都が介護保険制度見直しの「試案」を公表
東京都は、2005年に予定されている介護保険制度の見直しに向けて、介護現場からの改善提案を行うべく、「東京都からの提案(試案)」を取りまとめた。10月27日から厚生労働大臣の諮問機関である「社会保障審議会 介護保険部会」において具体的な議論が始まることを踏まえ、これに先立って10月23日に公表したもの。今後都民、関係者の意見を聞いた上で、12月までに最終の提案書をまとめて、提出するとのこと。

東京都が示した主な提案内容は次の通り。
1. 地域での安心な生活を支える新たなサービスメニューの創設
(例)
 ・ 現在痴呆高齢者だけを対象としているグループホームを、痴呆症状のない要介護高齢者にも拡大する。
 ・ 痴呆性高齢者に対する24時間見守りサービスを新設する。など

2. 利用しやすく公平な制度運営の推進
(例)
 ・ 生計困難者に対する介護サービス利用料軽減措置の対象範囲を、全ての介護サービス介護事業者に拡大する。
 ・ 特別養護老人ホームなどの施設入所者からホテルコスト(家賃相当部分)を徴収し、在宅で介護を受けている要介護高齢者との負担の公平化を図る。など

3. 適正な競い合いによる介護サービスの質向上の促進
(例)
 ・ ケアマネジャーへの専門教育の義務づけや資格更新制度の導入を検討する。
 ・ 不正な事業者に対する営業停止、介護報酬支払差止め措置などを導入し、不正行為の防止を強化する。など
                    
※ 提案内容の詳しい内容は、東京都福祉局ホームページ(http://www.fukushi.metro.tokyo.jp/
に掲載されている。
(2003.11.13)