<高齢者になる事に対する不安> 〜 研究報告 〜
国立長寿医療センター研究所の研究報告より (参照:シルバー新報 6/10号)

昨年8月〜9月の間に全国の20代から70代の男女2,224人に質問状を送付、2,025人から得た回答によると・・・。

高齢者になる事に対して不安を感じているとの回答が約80%となり、『希望』よりも『不安』が大きいと回答した60%の内、20〜30代及び40〜50代において不安が大きい事が判明した。
不安の要因としては、「自分が寝たきりや認知症になって介護が必要になる事」が最多の78%、「自分が病気になる事」が72%、「退職に伴い定期的な収入がなくなる事」が68%となった。
高齢になってから心配な病気として「がん」38%が挙げられ、次いで「認知症」の36%が多かった。
「長生きをしたいか」と言う質問にも、「寝たきりや認知症になりたくない」「家族に迷惑を掛けたくない」と言った理由により、「全く思わない」と「あまり思わない」を合わせて40%となった。

上記の調査をまとめた荒井部長は、「2004年度の実際の高齢者のうち要介護状態の人は16%に過ぎないのに、『長生きをすると要介護状態になる』と言う固定的発想がある、と言う結果が別の調査で出ており、高齢になってからの<介護><病気><収入>と言う不安の三大要因になっている事から、不安軽減の啓発を行い、認知症になっても治療や介護を受けられ安心して暮らせると思えるシステム構築が必要」と話した。
(2005.6.30)