寒くても水分補給はしっかりと
「水分の大切さはわかっているけれど、介助中にむせてしまったら…と思うと怖くてついつい避けてしまう」という話を聞くことがあります。そんな時のお助けアイテムが「とろみ調整食品」です。

◎最適なとろみ濃度で安全に
さらさらした飲食物にとろみをつけると、飲食物が体へと流れていくスピードが遅くなり、飲み込みやすく、むせにくくなります。ただし、トロミのつけすぎは、かえって飲み込みにくくなり、誤嚥や窒息を誘発してしまうことがありますので注意が必要です。最近は、薬局にいろいろなメーカーのとろみ調整食品が置かれており、メーカー間の表示を統一して、とろみの強さ、イメージ、使用量などがわかりやすくなっています。医師や歯科医師などに相談をし、お体にあったものを選んでみましょう。

◎とろみ調整食品は進化をしています
とろみ剤には、3種類(3世代)の分類があり、原料や特徴が違います。使いやすいように改良が進められていますが、その特徴に応じて利用ができます。

◆第一世代
デンプンやデキストリンを主原料にしたもの。
デンプン独特のとろみが短時間でつくが、ダマになりやすい、溶けにくいということがある。主原料がデンプンなので、カロリーが摂取できる。

◆第二世代
デンプン+増粘多糖類を主原料にしたもの。 
少量でとろみが付き、食品の味を変えにくい。第一世代よりもダマができにくく、とろみが安定するが、飲み物が濁り、ベタツキ感が気になる。

◆第三世代
キサンタンガムやデキストリン、増粘安定剤を主原料にしたもの。
少量でとろみが付き、食品の味を変えにくい。ダマができず、飲み物が濁らず、ベタツキ感もない。カリウム値や食塩相当量が高くなりやすい。
(2017.2.10)