認知症について
■認知症の発症を予防するには

認知症は、誰にでも起こる「日常生活にそれほど支障のない程度の忘れっぽさ(老化現象)」に、「体調不良・体の動きの低下」や、「友だちや仲間との社会関係が失われること、そこから生まれるストレス」が総合的に作用して、発症すると考えられます。

認知症の発症には、特に「体の動き(身体的活動性)」が大きく関係しており、認知症の発症の予防には、まず「体を動かすこと」が大切です。

「認知」というはたらきを研究する「認知心理学」や「認知科学」という学問の分野では、「人は体を動かすことによって周囲の状況を認知している」、言い換えると「体が動かないと周囲の状況を認知できない」と言われています。

「体の動き(身体的活動性)」を低下させないためには、「十分な水分補給(脱水症状や便秘の回避)」、「十分な栄養(体力低下の回避)」、「体を動かすこと・外出(運動不足・寝たきりの回避)」が大切です。


また、もう一つの認知症の発症の要因として、「役割や社会関係」が関係していると言われています。

「役割や社会関係」を失わないためには、「共通の趣味を楽しめる友だちや仲間を持つこと」が大切であり、仲間という社会関係ができる中で、互いに役割が生まれるよい機会になります。
また、その仲間が、心配ごとや悩みによる「ストレス」を防ぐための「相談できる人」として、認知症の発症を防ぐ鍵にもなります。

ぜひ、「家に閉じこもらず、活動的な生活を送ること」「地域の『仲間』をつくって楽しい生活を送ること」を続けていきましょう。


出典:「家族で治そう認知症」(国際医療福祉大学大学院教授竹内孝仁著、年友企画株式会社発行)を基に作成


認知症について
「認知症の症状とは」は2018.5.15に掲載済みです。こちら

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「認知症はどうして起こる?主な認知症の種類と症状・原因」は2018.6.13に掲載済みです。こちら
(2018.7.20)