食中毒に気をつけましょう!
食中毒は、1年を通じて発生するため、常に注意が必要です。なかでも鶏肉や牛肉などに付着する細菌の「カンピロバクター」や「腸管出血性大腸菌(O157、O111など)」などは、重い症状を引き起こすこともあり、抵抗力の弱い子供や妊婦、高齢者は特に気を付けなければなりません。また、魚介類に寄生する寄生虫の「アニサキス」による食中毒報告数が増えています。

【食中毒を引き起こす原因は様々あります】
食中毒というと夏に多いイメージがあるかもしれませんが、実は暑い時期だけに発生するわけではありません。「細菌」「ウイルス」「自然毒」「寄生虫」など、様々な原因によって引き起こされる食中毒が1年を通じて発生しており、食材の管理や調理には常に注意が必要です。
【肉を安全に食べるためのポイント】
生肉や加熱が不十分な肉の料理は食べないことが重要です。特に、肉や脂をつなぎ合わせた成型肉やひき肉、筋切りした肉、タレなどに漬け込んだ肉、牛や豚、鶏のレバーなどの内臓は、内部まで細菌などが入り込んでしまっている可能性があるため、中心部まで十分に加熱してから食べるようにしましょう。

【魚介類を安全に食べるためのポイント】
魚介類を刺身などで生食する場合は、アニサキス幼虫が寄生していないか、目視で確認し、取り除くことが基本です。魚を購入する際は、新鮮な魚を選び、丸ごと1匹で購入した際は、速やかに内臓を取り除きましょう。内臓は生で食べないでください。
また、一般的な料理で使う食酢での処理、塩漬け、醤油やわさびを付けても、アニサキス幼虫は死滅しません。注意しましょう。アニサキス幼虫を死滅させるには、冷凍(−20℃で24時間以上)又は加熱(70℃以上(瞬時)又は60℃なら1分)が有効です。

【まとめ】
飲食店だけでなく、家庭でも食中毒は発生しています。令和6年(2024年)では、発生場所が判明している食中毒のうち、1割以上が家庭で起きています。
食中毒の原因になる細菌や寄生虫などは、私たちの身近に存在しています。家庭での食中毒を防ぐのは、食材を選び、調理する皆さん自身です。
肉や魚介類を安全に食べるためのポイントを理解し、予防を心掛けていきましょう。

出展元 政府広報オンライン
(2025.9.15)
 

 

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